microsoft surface で画面に不具合が生じた時の対処法まとめ

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画面が映らない。あるいは、映ってはいるけれど小刻みに震えている。
Surfaceの画面トラブルは、見た目のインパクトが大きいぶん不安になりますよね。

ただ、症状によって原因はまったく違います。
真っ黒なのか、チラつくのか、線が入るのか。ここを切り分けないと、直せるものも直せません。

この記事では、画面トラブルを症状別に分解しました。
そのうえで、自分でできる確認と対処をまとめています。

この記事でわかること

  • 症状別に見た原因の当たり
  • 本体側か画面側かを5分で切り分ける方法
  • Surface Pro 4の「Flickergate」問題とは何だったのか
  • 修理と買い替えの判断ライン

まずは症状を4つに分けて考えます

ひとくちに画面トラブルと言っても、中身は別物です。
まず自分がどれに当てはまるか見てください。

症状 疑われる原因 自力で直る見込み
完全に真っ黒・バックライトも点かない フリーズ/バックライト故障/起動不良 中〜高
うっすら映るが暗い バックライトの劣化・故障
チラつく・小刻みに揺れる パネル内部の不良/熱の影響
線が入る・色がおかしい ケーブル接触不良/パネル破損
特定のアプリだけ乱れる グラフィックドライバー

自力で直る見込みが「高」なのは、ソフト側が原因のケースです。
「低」の場合は、部品交換が視野に入ります。

5分でできる切り分け:本体側か、画面側か

これが一番大事な作業です。
Surfaceの中身(基板やSSD)が生きているのか、画面だけが死んでいるのか。ここがわかると、次の判断が一気に楽になります。

方法1:外部ディスプレイにつなぐ

USB-CやMini DisplayPort経由で、テレビや外付けモニターにつないでください。
変換アダプターが必要な場合もあります。

  • 外部には正常に映る/本体は生きています。原因は液晶パネルかバックライト側です。
  • 外部にも映らない/本体側の問題である可能性が高いでしょう。

外部に映るなら、その状態でデータを退避できます。
これは大きなメリットです。修理に出す前に必ずやっておきましょう。

方法2:暗い部屋で画面に光を当てる

真っ暗な部屋で、スマホのライトを画面に近づけてください。
うっすらとWindowsの画面が浮かび上がるなら、映像自体は出ています。

つまり、バックライト(画面の裏側から光らせる照明)だけが死んでいるわけです。
この場合は部品交換で直ります。

方法3:音や振動で反応を見る

電源を入れて、ファンの音がするか耳を近づけてください。
本体がほんのり温かくなるかも確認します。

反応があるなら、電気は流れています。
何の反応もないなら、起動そのものに失敗している可能性が高いですね。

真っ黒なときの対処法

対処1:グラフィックドライバーを再起動する

キーボードをつないで、Windowsキー+Ctrl+Shift+Bを押してください。
これはグラフィックドライバー(映像を画面に出すためのソフト)を再起動させる操作です。

ピッと音が鳴れば、コマンドは通っています。
これだけで表示が戻ることは、意外と多いのです。

対処2:強制シャットダウンする

Surface Pro 5以降やLaptopなら、電源ボタンを20〜30秒長押しします。
Pro 4以前とBook初代は、音量アップ+電源を15秒同時押しです。

画面が消えたら指を離し、10秒待ちましょう。
それからもう一度電源を入れてください。

対処3:ディスプレイドライバーを入れ直す

外部ディスプレイに映るなら、その画面で作業できます。
デバイスマネージャーを開いてください。

  1. スタートボタンを右クリックして「デバイス マネージャー」を選びます。
  2. 「ディスプレイ アダプター」を展開しましょう。
  3. 表示されたデバイスを右クリックし、「デバイスのアンインストール」を実行します。
  4. Surfaceを再起動してください。

再起動すると、Windowsが自動でドライバーを入れ直します。
ネットにつながっていれば、最新版が降ってくるはずです。

対処4:明るさ設定と自動調整を疑う

意外な落とし穴が、画面の明るさです。
何かの拍子に最低まで下がっていることがあります。

キーボードの明るさキーを押してみてください。
また、Surfaceには周囲の明るさに合わせて自動調整する機能があります。センサー部分が汚れていると誤作動することもあるのです。

チラつく・揺れるときの話:Surface Pro 4の「Flickergate」

画面が小刻みに震える、横方向にブレる。
この症状は、Surface Pro 4で世界的に大きな問題になりました。

海外では「Flickergate(フリッカーゲート)」と呼ばれています。
flickerは「ちらつき」という意味の英単語です。

原因は熱でした

ユーザーの報告を追うと、共通点がありました。
本体が熱を持ったあとにチラつき始めるのです。

冷やすと一時的に収まる。
そのため、Surfaceを冷蔵庫や冷凍庫に入れて延命する人まで現れました。もちろん結露のリスクがあるので、真似すべき方法ではありません。

マイクロソフトの対応

マイクロソフトは調査のうえ、この現象を認めました。
公式には、ファームウェアやドライバーの更新では解決できないと説明されています。

そして、対象となるSurface Pro 4について購入から3年間の無償交換を実施しました。
つまり、ハードウェア側の問題だったわけです。

ただし、この交換プログラムはすでに期限を過ぎています。
今から新規に申し込むことはできません。

今、チラつきが起きている場合の判断

残念ながら、ソフト側の操作で直る見込みは薄いです。
パネル内部の問題だからです。

とはいえ、試す価値のあることは3つあります。

  • ドライバーとファームウェアを最新にする/別の原因が混ざっている可能性を潰せます。
  • 本体をしっかり冷ます/熱で悪化するタイプなら、症状が軽くなるでしょう。
  • 外部ディスプレイで使う/延命策として現実的です。データ作業は問題なく続けられます。

それでも作業に支障が出るなら、液晶交換を検討しましょう。
民間の修理店なら、データを残したまま画面だけ交換できる場合があります。

線が入る・色がおかしいとき

まず落下や圧迫の心当たりを確認

縦線や横線がまっすぐ入る症状。
これはパネル内部の断線か、接続ケーブルの接触不良が多いです。

カバンの中で押されたり、少し落としたり。
そういう心当たりがあれば、物理的な損傷を疑ってください。

色がおかしい場合は設定も確認

全体が黄色っぽい、または青っぽい。
この場合は「夜間モード」や「HDR」の設定が原因かもしれません。

設定アプリの「システム」から「ディスプレイ」を開いてください。
夜間モードのスイッチと、色プロファイルの項目を見直しましょう。

一部だけ変色・にじむ

画面の隅がじわっと変色している。
これは圧迫や液漏れのサインです。

放置すると広がっていきます。
早めに交換を検討したほうがいいでしょう。

修理か買い替えかの判断ライン

僕が目安にしているのは、次の3点です。

  • 購入から何年経ったか/5年を超えているなら、買い替えも視野に入ります。
  • 修理費が本体価格の半分を超えるか/超えるなら買い替えのほうが合理的でしょう。
  • データを残す必要があるか/必要なら民間修理店、不要ならメーカー交換が向いています。

Microsoftの交換対応は、原則として本体まるごと入れ替えです。
中のデータは戻ってきません。ここは必ず頭に入れておいてください。

一方、民間の修理店は画面だけ交換してくれることがあります。
データを残したい人には、こちらのほうが向いていますね。

よくある質問

Q. 画面が真っ黒でもデータは取り出せますか?

外部ディスプレイに映るなら、その場でコピーできます。
映らない場合、Surfaceは分解が難しくデータ取り出しの難易度は高めです。

専門のデータ復旧業者に相談するのが現実的でしょう。
費用はかかりますが、確実性は上がります。

Q. チラつきは自然に直りますか?

熱が原因のタイプなら、冷えているあいだは収まります。
ただ、根本的に直るわけではありません。

使い続けると、チラつく時間はだんだん長くなっていく傾向があります。
早めに手を打つのがおすすめです。

Q. 保護フィルムは関係ありますか?

表示のチラつきには関係しません。
ただし、タッチの反応が悪い場合は、厚手のフィルムが影響することがあります。

まとめ

画面トラブルで最初にやるべきは、外部ディスプレイでの切り分けです。
これで「本体は生きているのか」が一発でわかります。

本体が生きているなら、まずデータを逃がしてください。
そのうえで修理を考えれば、失うものはほとんどありません。

そして、チラつきや線は基本的にハード側の問題です。
ソフトの操作で粘るより、早めに交換の見積もりを取ったほうが時間を無駄にせずに済むでしょう。