実践型クリティカルシンキングを読んでみた

実践型クリティカルシンキングを読んでみた

どうも、自由人の僕です。

一冊読了しました。

この本にはいくつかの考え方が紹介してあって、4つくらいあげると

  1. 目指すものを考えるということ
  2. 問題を分解して考える
  3. 構造化しながらうち手を考える
  4. 筋の良い分解(超有名フレーム)の紹介

といった順に構成されています。

たとえば日本の出生率を上げるためには何をするべきか?という議論をしよう。

とした時に、出生率は何で構成されているか、といったことを分解しながら考え、うち手を言っていく、といった感じです。

分解のツリーを書いていく、というと全体を網羅しながらパーツがあがってくるので、どういった箇所が原因でこうなっているのか、といった議論が非常にしやすくなります。

車について議論をしようとした時に、自動車工学等そのものついて知らなくても大体でツリーをかいていけばそれなりの議論ができていく、という手法の紹介がされています。

何個かケースを用意して書いて使ってみるとわかるのですが、とにかく筋良くツリーを書いていくのが難しい。

変なツリーを書いてしまって書き直し、なんてこともあります。

有名フレームはよくできているな、と思いますよ、実際に自分で書いてみると。

MECE(もれなく、むだなく、だぶりなく)という考えがありますが、スパッと毎回かけるかというと、対象の全体を頭の中でうまく定義してあげる必要があるので、それをサッと時間をかけずに言っていけるか、という慣れも必要ではと思いました。

あと、ここには書かれていないですが、イシューから始めよ、ということで、課題を何にするかの議論についても本になっているようですね。

仕事をするときにはテーマ選定をうまくできないといけないと最近感じているので、そういったことについても知っておく必要があるのかもしれませんね。